まるでSF映画!ウェアラブルで変わる手術・医療現場 京都第二赤十字病院ICT改革に迫る

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2017.02.01 Wed.  黒沼由紀子

ウェアラブルは、手術現場をも変えつつある。実働病床600床を超える地域基幹病院である京都第二赤十字病院。そこでは10室の手術室で年間約7000件もの手術が行われている。膨大なオペ数を「いかに効率よく、間違いなく運用するか」は最重要課題だ。「手術室業務改善」をテーマに、先駆的に医療現場にウェアラブル端末を取り入れた同院。第3回ウェアラブルEXPOで田中聖人医師より紹介された事例を紹介する。

メガネ型ウェアラブル端末とリストバンドが
オペ準備を変える

京都第二赤十字病院 医療情報室長/消化器内科田中聖人医師

京都第二赤十字病院のバックヤードには、SF映画さながらの最新型眼鏡をかけ、手首にはバーコードリーダー付きリストバンドを装着したスタッフがいる。
何をしているかというと、手術用医用材料の取り揃え、“ピッキング”だ。その仕組みは次の通り。

  1. 眼鏡=ヘッドマウントディスプレイに手術オーダーに従ってピックすべき医療材料の画像が表示される
  2. 使用者は表示された棚番号を確認し、棚のバーコードを手首に装着したバーコードリーダーでスキャン
  3. 表示されている製品の画像を確認し、棚からピッキングすると同時に製品のバーコードもスキャン
  4. ピッキングミスがないかどうかを判定し、間違いがなければ順次作業指示が移っていく
ヘッドマウントディスプレイに必要物品の情報を表示。手元で書類を見ているかのように確認でき、前方視界を損なわない

看護師が倉庫内を走り回り、1つ1つ器材を準備していくかつてのアナログな光景はそこにはない。専門知識がなくても、オペ準備可能。しかも、両手は自由。これ以上ないスマートなピッキングが実現されている。

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