速報:ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト2017の優勝は――

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2017.03.03 Fri.  HEALTHCARE Biz編集部

次世代のヘルスケア産業の担い手を発掘・育成するため、新たなビジネス創造にチャレンジする企業を表彰する。この目的のもと、経済産業省が主催した「ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト2017」が2017年3月3日日経ホールにて開催された。

昨年に続き、2回目の開催となった今回のテーマは「ヘルスケア産業のNEXT STAGE」。エントリーは122件。昨年度の実に2倍の応募となった。書類選考、プレゼン選考を勝ち抜いたファイナリストは6社。企業名と発表テーマは次の通り。

エルピクセル株式会社
医療画像診断支援システム

ヘルスグリッド株式会社
実年齢から身体年齢アセスメントによる意識革命で日本を活性化

トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社
排泄予知ウェアラブル「DFree」

株式会社O:(オー)
世界初、体内時計を可視化して、睡眠を改善するサービス

株式会社リクルートライフスタイル
スマホでできる、精子セルフチェック『Seem(シーム)』

株式会社メドレー
医療をもっと身近に「MEDLEY」×「CLINICS」構想

各社8分のプレゼンテーションを「社会的課題解決のインパクト」「新規性」「将来性」「熱意」の観点で審査。イノベーティブで斬新なビジネスばかりが出そろった戦いを制し、頂点に立ったのは・・・

トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社
排泄予知ウェアラブル「DFree」

だ。「人々が自立した、尊厳のある生活を送れる世界を目指す」ことを目的に「Diaper Free」つまりオムツからの自由を願って「DFree」と名付けられた排泄予知ウェアラブル。下腹部(恥骨の2センチ上だそうだ)に装着し、膀胱の変化をとらえ独自のアルゴリズムでデータを分析。膀胱内の尿のたまり具合や排尿のタイミングをスマートデバイス等に知らせてくれる。つまり、「もうすぐ、おしっこが出ますよ。ケアしてください」と排尿タイミングをアラートしてくれるわけだ。これにより、お漏らしを防ぐ。

既に世界30か国以上から導入の問合せが殺到しているという「DFree」。ニーズが大きいのはやはり介護の現場だ。それもそのはず、介護施設のスタッフの業務の4分の1が排せつケアに関するものだという。

現在は、日本はもちろん、フランスでも実証事件が進められている。その成果は高く、被介護者の介護時間が30%も減少。おむつの使用量も劇的に減った

介護される高齢者の意識への効果も大きい。粗相をしてしまうことは尊厳を傷つけられる。恐怖や羞恥心から外出ができなかったおじいちゃんが、神宮で好きな野球を見に行こうかなと計画をするようにもなったとか。

現在は、介護施設向けの導入に注力しているが、来年以降在宅での利用も開始できるよう計画中だ。

日本支社社長の小林正典氏の祖父が失禁で外出ができなくなり、認知症となった経験がもととなり開発された「DFree」。開発への並々ならぬ思いも感じる素晴らしいプレゼンテーションだった。

HEALTHCARE Bizでは、次回以降、ファイナリストのプレゼンテーションの詳細を随時更新していく。