もう操作室はいらない!? タブレット端末でCT検査ワークフローが変わる。

Product

2017.04.13 Thu.  HEALTHCARE Biz編集部

オペレーターが検査室と操作室をせわしなく行き来する。
1人検査室に残された患者は不安でいっぱい。
そんなCT検査の風景が変わろうとしている――

変えるのは、シーメンスヘルスケア株式会社によるCT装置「SOMATOM go(ゾマトム ゴー)」。大きな特徴は、CT検査の操作がタブレット端末で可能となったこと、そして、これまで操作室に別設置されていたメインのコンピュータシステムをCT装置本体に内蔵したことだ。これにより、従来と比較して次のようなオペレーション変革が実現される。

従来:オペレーターが検査手順に合わせ、検査室と操作室を何度も行き来
SOMATOM go :X線照射以外は常に被検者に寄り添って検査可能

従来:検査室と操作室や機械室を別で準備することが必要
SOMATOM go:自由な設置環境に対応。限られたスペースにも導入可能で、省スペースと導入コスト低減を実現。

「SOMATOM go」の外観。左上の設置されているのが操作を行うタブレット端末だ。

単純X線撮影室をCTに置き換えることも可能。
被ばく低減が実現されたことも注目すべき点だ。画像化に寄与しない低エネルギー成分のX線を効果的にカットし、一般的な胸部レントゲン撮影と同等の被ばく線量によるCT検査を可能にしている。

2017年4月11日に行われた「シーメンスヘルスケア事業戦略説明会」。「SOMATOM go」は、その中で森秀顕代表取締役社長兼CEOより発表された戦略「普及価格帯マーケットに対応するための製品ポートフォリオ拡充」の1つとなる。同社では、これまで同社ハイエンド製品とは縁のなかった小規模病院やクリニックの選択肢となることを期待する。また、大規模病院であっても二台目、三台目やバックアップとして導入されることも見込んでいるという。患者としては、人間ドッグや健康診断での適応も期待したいところだ。

シーメンスヘルスケア株式会社 森秀顕代表取締役社長兼CEO

※ シーメンスヘルスケア社の『SOMATOM go』は、パシフィコ横浜で開催される「2017国際医用画像総合展(ITEM 2017)」(2017年4月14~16日)で見ることができる。

Share